top of page

◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2024.12.30

norma690325

●40年度の日本「5割再エネ」へ、新エネ計画●

経済産業省がまとめた2040年度の電源構成を定め た「新エネ基本計画」原案によると、太陽光や風力 といった再生可能エネルギーの比率を最大5割に高め る。太陽光利用については、農地含めて適地をフル 活用する必要がある。温暖化ガスの40年度排出削減 目標13年度比73%減とし、家庭で7~8割、産業部門 で6割程度のCO2排出削減を目指す。




●GX支援、デジタル赤字解消も重視●

政府の脱炭素社会2040年ビジョンによると、再エ ネや原発などの脱炭素電源の供給地の近隣に、デー タセンターなど電力を大量に使う産業拠点の集積を 進める。「デジタル赤字」解消の視点も重視する。



●曲がる太陽電池に3100億円、積水化学量産●

積水化学工業は薄くて曲げられる次世代の太陽電 池「ペロブスカイト型」の量産に約3100億円を投 じ、堺市に新工場を建設する。2030年までに稼働、 生産能力は電池の発電容量で年100万キロワット分程 度。原子力発電所1基分の発電容量に相当する。



●生物多様性、世界企業の9割が意識●

米MSCIの主要企業2023年度年次報告書分析によ ると、生物多様性や自然関連に言及した割合は90% に上り、3年前に比べ約10ポイント上昇した。森林や 動植物などの生物多様性について、世界の企業が経営 課題としての意識を高めている。



●スズキ、もみ殻バイオマス技術、大阪新興と●

スズキはバイオマス事業を手掛ける新興のジカン テクノ(大阪市)と、循環経済システム実現へ共同開 発する。ジカンテクノが提携する農業プラントでもみ 殻を焼却して得られるエネルギーを活用した温暖化 ガス削減効果を検証し実用化につなげる。焼却後に 出るシリカやカーボンの活用法も検討する。



●非FIT太陽光を拡大、富士テク●

太陽光発電所開発の富士テクニカルコーポレー ション(千葉県匝瑳市)は遊休地や放置竹林を使っ た「野立て発電所」を設置、遠隔地に電力を供給す る「オフサイトPPA」モデルを展開。



●CO2と水でエチレン、AGC、カナダ新興と研究●

AGCはCO2と水からエチレンを製造する技術を持 つカナダのスタートアップ企業、サートシステムズと 共同研究を始める。AGCが製造する樹脂原料にCO2 を活用。CO2を回収・利用する技術の研究を進め、 2050年にCO2排出ゼロをめざす。



●トヨタ、上海に単独運営のレクサスEV新工場●

トヨタ自動車は中国でEVを生産する新工場を建設 する方針。上海市内で高級車「レクサス」を生産す る。トヨタとして初めて単独で建設、運営する。海外 メーカー撤退が相次ぎ外資をつなぎ留めたい中国と 単独の工場運営を目指すトヨタの思惑が一致。



●新千歳空港でSAF供給の実証、ENEOS●

ENEOSが主体となり、再生航空燃料(SAF)のサ プライチェーン構築に向けた実証事業が始まる。 ジェット燃料とSAFを混合した燃料を北海道の新千歳 空港と旭川空港に輸送・給油する。地方空港への SAF供給の課題点を洗い出し、全国展開への足がか りにする。 

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2025.1.22

●中小事業所、GX支援要件に削減目標 開示● 政府はCO2排出量が10万トン未満の企業に対し、原材料の調達など供給網も含めた排出量の目標設定や実績開示を求める。10万トン以上の企業には26年度から排出量取引制度への参加を義務付けている。 ●東邦ガス、農作物生産を開始●...

◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2024.12.16

●水とCO2から燃料合成効率化、産総研●  産業技術総合研究所はCO2と水から液体合成燃料 を効率的に製造する技術を開発。CO2と水に由来す るガスから触媒反応により燃料を作り出す。一貫製造 できる小規模設備で連続運転に成功した。脱炭素化...

◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2024.11.10

●史上最高温、10月平均気温平年より2.21度高く● 気象庁によると、10月の日本の平均気温は平年より2.21度高く、1898年の統計開始以降で最も高かった。1位だった1998年を0.93度上回った。全国153の観測地点のうち、139で月の平均気温が10月として史上最高にな...

Comments


bottom of page