●ASEANの再エネ送電網支援、首相が表明へ●
政府はASEANの広域送電網づくりに協力。再エネ の発電地と消費地を結んで脱炭素化を促す。アジアの エネルギー網に関与を強める中国に対抗し、日本の 脱炭素支援を官民で進める。
●コンビニ店内調理廃食油を燃料に、鹿島●
鹿島は、建設現場で稼働する建設機械の燃料とし て、廃食油由来のバイオディーゼル燃料と軽油を混合 した燃料を活用する。出光興産やエア・ウォーター と連携して供給体制を整えた。
●植物性のうなぎ、食感や味を再現、日清食品●
日清食品は植物性材料でうなぎのかば焼きを再現 した「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」を販売す る。同社のECサイトで5000食限定で発売、関東の一 部店舗でも扱う。
●三井住友カード、法人購入製品のCO2を算出●
三井住友カードは法人向けに提供しているCO2排出 量の算出サービスを強化する。法人クレジットカー ドで購入した製品やサービスに関するCO2排出量を 算出する。サプライチェーン全体の温暖化ガス排出量 を示す「スコープ3」を把握しやすくする。
●JERA、CO2フリー電力を24時間供給へ試験●
JERAは発電時にCO2を出さない電力を24時間供給 する実証試験を始める。太陽光などの再エネは安定 供給が難しいので、再エネ由来の電力を蓄電、需要 予測を組み合わせて放電すし夜間も供給する。
●EV充電で高速一時退出OK●
高速道路のEV対応として、中日本高速道路は充電 のため高速道路を出て再度流入した場合、高速を走 り続けた場合と同一料金にする。
●二輪工場に省エネや蓄電池で脱炭素、スズキ●
スズキは二輪車や二輪向けエンジン製造の浜松工 場で2027年度までに、加工用機械や関連設備の使用 電力削減などの省エネルギー対策を重ね、25年夏に は蓄電池も導入する。
●工場発電の電力を18拠点に融通、ハウス食品●
ハウス食品グループ本社は自社工場内で発電した電 力をグループの8社18拠点に融通する。発電した電力 と熱を工場内で使用するほか、余った電力は他施設 に回す。対象拠点のCO2排出量は2022年度比16.3% 削減できる見込み。
●再エネ蓄電池網、30年に7万戸分、東京ガス●
東京ガスは九州や北海道で、再エネによる電力を ためる「系統用蓄電池」の運用を始める。2030年ま でに他社の蓄電所を充放電に使う「オフテイク契 約」も活用し、最大7万世帯分の蓄電池容量を得る。
●太陽光の主戦場、屋根へ●
建物の屋根に太陽光パネルを設置する動きが広が る。大成建設は工場向けのサービスを始める。東急 不動産と大東建託も既存サービスを広げる。平地は 適地が少なく、太陽光導入量は全盛期の半分ほどに 低迷。未活用の屋根の重要性が際立って来た。
●スイス新興、米で巨大施設、CO2直接回収●
スイスの新興企業、クライムワークスは大気中の CO2を回収・除去する「直接空気回収(DAC)」の 巨大施設を2027年にも米国で稼働する。30年までに 既存施設の30倍の年100万トンまで増やす。
●Google、温暖化ガス排出5割増 DC拡大響く●
米グーグルの年次環境報告書によると、温暖化ガス の排出量が4年間で約5割増加した。生成AIに使う データセンターの拡大が響いた。2030年までに目指 す温暖化ガス排出実質ゼロは厳しくなっている。
●小型太陽光を日本で400カ所開発、丸紅●
丸紅は日本国内で小型の太陽光発電所を400カ所開 発する。開発後は三井住友ファイナンス&リースの子 会社などが立ち上げた発電事業者に2024年度内メド で売却する。太陽光発電所の適地が減っており、狭 い土地で済む小型の発電所に着目した。
●脱炭素へノンフロン冷蔵機器、ファミマ●
ファミリーマートは2025年2月期中に代替フロン を使わない冷蔵・冷凍機器の導入店を4割増やす。 チェーンのCO2排出量のうち約9割を店舗が占め、冷 蔵機器の入れ替えがCO2削減効果が最も高い。
●次世代電池をメガソーラーで実証、RSテクノ●
半導体シリコンウエハー再生加工のRSテクノロ ジーズがメガソーラーの建設を計画。三本木工場 (大崎市)の電力の半分程度を賄うほか、同社が関 連部材を製造する次世代電池の蓄電性能に関する実 証実験の場とする。
●ホテル三日月、スタートアップと水素発電●
資源リサイクルのスタートアップ、アルハイテック (富山県高岡市)とホテル三日月(千葉県木更津 市)は廃棄アルミを使い水素発電する事業で連携す る。環境配慮のリゾート事業への取り組みを集客増 加につなげる。アルハイテックの技術はアルミ缶な ど廃棄アルミをアルカリ性の溶液で溶かして水素を 発生させ、専用機で燃焼して発電。アルミ1キログラ ムあたりCO23.5キログラム削減できる。
●ドレッシング容器に再生プラ30%、キユーピー●
キユーピーは180ミリリットルのドレッシング全25 品に再生プラスチックを30%含む容器を使う。プラ スチック使用量を年間約430トン、CO2排出量を約 380トン削減できる見込み。
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