●太陽光活用「宮古未来エネ」に沖縄公庫が出資●
沖縄振興開発金融公庫は太陽光発電の「宮古島未来 エネルギー」に 5600 万円を出資した。同社は宮古島 市で再生エネルギーサービス提供事業を行い、2019 年 度新エネ大賞経済産業大臣賞を受賞した。太陽光発電 設備、蓄電池、温水熱給湯器を市内の戸建て住宅や事 業用施設に無償で設置。発電した電力は設置した住宅 や施設の自家消費分として販売する。
●燃料電池車の普及、立ち遅れ●
経産省が掲げた「燃料電池車は20年までに4万台」 の普及目標に対し、8月末時点で約 3800 台にとどま り、燃料電池車の普及が遅れている。これに対し水素 ステーションは 2020 年度までにステーション 160 カ 所の整備計画に対し、今年8月末時点で 133 カ所が開 業した。想定より新型車投入が遅れているのが普及遅 れの原因だという。
●JR東に水素燃料車両「ひばり」●
JR東日本は水素利用の燃料電池と一般的な蓄電 池を搭載した「ハイブリッドシステム」の試験車両を 2022 年3月ごろに鶴見線や南武線で実証実験を行う。 トヨタ自動車や日立製作所とともに開発している。ト ヨタの燃料電池4台を装備。蓄電池も組み合わせた制 御システムは日立が担う。最高速度は時速100キロ で、航続距離は最大140キロ。 ●SDGs 学ぶ中高生向け旅行プラン●
東武トップツアーズは人材教育を手がける NOLTY プランナーズと共同で中学や高校向けに、SDGs が掲 げる課題を学ぶ旅行プログラムの販売を始める。
●オセアニア勢など 海外大学が先行●
英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーシ ョン(THE)が SDGs を基に大学の社会貢献を評価す る「THE 大学インパクトランキング 2020」によると、 首位のオークランド大学(ニュージーランド)をはじ め、上位は欧米やオセアニア勢が占めた。日本勢は北 海道大学の 76 位が最高だった。一方、ランキング調 査(総合部門)に参加した 766 大学のうち、日本の大 学は 63 大学と国・地域別では最も多かった。取り組 みの深さでは海外勢に後れを取っているものの、関心 や意欲は着実に高まっている。