top of page

◆◆◆SDGsの潮流◆◆◆2021.02.26


「台風発電」を離島に、チャレナジーが販売

風力発電機の開発企業、チャレナジー(東京・墨田)は台風など強風でも回転を止めずに発電できる製品の販売を始める。離島などでの利用を目指す。同社は企業からの出資や国の補助金で開発を進めてきた。


●鹿児島・大崎町、SDGsで町おこし● 

2017年度まで12年連続で資源リサイクル率日本一になった鹿児島県大崎町がSDGsを軸にした町おこしに取り組む。「地域内容器循環」などの社会実験に対し企業に参画を促す。


●洋上風力の基幹設備、東芝、GEと共同生産交渉●

東芝は米GEと洋上風力発電の発電機などを格納する基幹設備を共同生産することで交渉中。基幹設備以外の機器の共同生産や保守・運用サービスに範囲を広げることも検討している。


名古屋銀、SDGs宣言作成、中小1300社に指南

名古屋銀は中小企業の企業活動がSDGsに当てはまるかを調べてまとめるサービスを昨春に始めた。支店や本部の担当者が役員と面談して環境対策の取り組みや内部統制の整備状況、ボランティア活動を聞き取り、SDGsの定める169の行動目標と照らし合わせる。合致した項目を抜き出して整理し、宣言書に仕上げる。サービス開始から約10カ月間で契約数は1330社、うち860社で宣言書の作成を終えた。


社会貢献限定の大学債、東大が門戸開く

日本SDGsスマートアグリ推進フォーラムが発足2021年2月19日

岩手大学の岩渕明名誉教授(前学長)や再生可能エネルギー事業のアウラグリーンエナジー(青森市)は、食糧供給と再生可能エネルギー開発の観点から北日本の再生を目指す「北日本SDGsスマートアグリ推進フォーラム」を立ち上げた。


●三井住友海上、帯広青年会議所とSDGs連携●

三井住友海上火災保険は北海道・帯広青年会議所とSDGs達成に向けた包括連携協定を結んだ。三井住友海上が地域のセミナー向けに講師を派遣する。北海道内の中小企業や自治体にもSDGsを普及していく。


岩手県、気候非常事態宣言、対策実行計画

岩手県は「いわて気候非常事態宣言」を発表した。2050年に温暖化ガス排出量の実質ゼロの目標を表明しているが、温暖化対策の実行計画もまとめた。県民と危機意識を共有し、計画実行に取り組む。


栃木県・宇都宮大、SDGs連携

栃木県と宇都宮大学はSDGs推進の連携協定を結んだ。2021年度は協定にもとづき、女性活躍の推進や気候変動対策など5項目に重点的に取り組む。


EV普及のカギ、給電スタンド36台同時充電

英国で電気自動車専用のサービスステーションが開業、数十分間の急速給電を36台へ同時に提供できる。カフェや売店、遊び場などを備え、待ち時間に過ごせる休憩エリアが併設されている。


「CO2排出削減」で運用先選別、大手投資会社

世界の大手運用会社がCO2の排出量や削減量によって投資先企業の選定を行っている。CO2排出量を経営上のリスクとして計量的に分析し、運用目標の指数平均比で25%以上少なくなるよう選別する。大手投資会社で株式運用資産の13%を占めたところもある。


カゴメはネット限定で販売する野菜ジュースに紙製のストローを使用する。明治も80商品で植物由来などバイオマス配合のストローに切り替える。「脱プラスチック」が飲料メーカーにも広がってきた。


●滋賀銀、日本郵船にESG融資53億円●

滋賀銀行は海運最大手の日本郵船に環境保護などにつながる目標の達成度に応じて貸出金利を優遇する融資「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」を実施した。融資額は約53億円、期間は4年。


中国銀行と岡山大学はSDGs達成に向けて連携協定を結んだ。互いの情報やノウハウを共有し、地元企業のDXや新事業・商品の開発を支援する。すでに2005年に包括協定を締結しているが、SDGsやデジタル化、新型コロナウイルスの感染拡大など激しい社会変化に対応し、内容を深めて再締結した。


伊藤忠エネクスはEVを持つ家庭向けに電力割引プランを提供するなど料金プランを拡充して電力事業を強化する。ガソリン車からEVへの転換も促す。


2050年に風力発電50%――欧州業界幹部

脱炭素に向けて、欧州では規模を大きくしやすい洋上風力が進展している。ウインドヨーロッパ(欧州風力発電協会)のジャイルス・ディクソンによると、2019年は消費電力の15%を風力、20年上半期は17%に上昇した。欧州の風力発電能力は200ギガワット超、9割が陸上風力、洋上が23ギガワットで急増中。


IHI、発電技術でアンモニア

アンモニアは燃やしてもCO2を排出しない水素を多く含み、ガスや石炭の火力発電プラントの燃料として利用するとCO2フリーのエネルギーを創出できる。IHIはアンモニアで脱炭素時代に備えている。

 
 
 

最新記事

すべて表示
◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2025.4.17

●AI普及で電力需要2倍、IEA● 国際エネルギー機関の予測によると、AIの普及で2030年にデータセンターの電力需要が現状比2倍以上の945テラワット時に達する。30年には日本の電力総消費量に匹敵するという。 ●積水ハウスの女性管理職07年比20倍●...

 
 
 
◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2025.3.25

●熊本県長洲町に蓄電所、26年運転開始、新出光● 石油販売大手の新出光(福岡市)は送電線と直接 つないで充放電する系統用蓄電池を熊本県長洲町に 設置する。2026年11月の運転を予定。売電による収 益につなげる。 ●北海道で27年度までに蓄電池稼働、JFEなど●...

 
 
 
◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2025.2.25

●静岡県、県営林由来のクレジット販売● 静岡県は下田市内の県営林のCO2吸収量を国認証 の「J―クレジット」にして売り出した。収益は森林 整備に利用する。販売価格はCO2で1トン当たり1万 6500円。 ●三菱ガス化、欧米2社とメタノール生成水素供給●...

 
 
 

Comments


©2022 by SDGs bar

bottom of page