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◆◆◆ SDGsの潮流 ◆◆◆ 2024.6.27

●北海道ガス、カーボンオフセット電力・熱供給●

北海道ガスは札幌市中心部の複合ビル「さっぽろ 創世スクエア」に供給する熱と電力を脱炭素化す る。カーボンクレジットの枠組みを用いて供給する ガスと、電気が化石燃料由来でないことを証明する 「非化石証書」を活用。同ビルに供給する電力と熱 の全てで二CO2の実質排出量ゼロを実現する。



●EVタクシーを太陽光で充電、第一交通●

第一交通産業はEVタクシーに太陽光発電で充電す る次世代型営業所の運用を北九州市内で始めた。EV タクシー12台に充電する。EVタクシー営業所の運用 モデルを構築し、業界に普及させる。



●石炭火力9基、アンモニアに燃料転換、Jパワー●

Jパワーは国内の石炭火力9基を改修、アンモニア を年間100万トン超輸入し燃料を転換する。CO2の回 収・貯留も組み合わせて環境負荷を抑える。2030年 度までに洋上風力など4000億円かけて再生可能エネ ルギー事業も進め、脱炭素化を急ぐ。



●トヨタ系海運、メタノール船導入、排出2割減●

トヨフジ海運(愛知県)はメタノールを主燃料に使 う自動車運搬船2隻を2027年度に導入する。積載量 も増やし、車1台当たりの輸送に伴うCO2排出を約2 割減らす。



●明治や雪印、北海道工場でメタンガス活用●

明治乳業や雪印乳業は北海道内の乳製品工場でメ タンガスを活用する。製造過程で発生する副産物や 乳牛が出すふん尿を使い、ボイラー燃料などに用い る。乳製品の産地特有のエネルギー源の有効利用。



●水素会社設立 札幌市、製造から供給まで●

札幌市は、水素の製造から供給まで担う新会社を 10月にも設立する見通し。9月定例市議会に関連費用 を予算提案する。同市は政府から「GX金融・資産運 用特区」に選定され、圧縮水素の貯蔵量上限などの 規制が緩和される見込みだ。



●長野県、砂防ダムで水力発電、川上村で竣工●

長野県川上村で砂防ダムの落差を利用して発電する 水力発電所が完成した。長野県企業局として25カ所 目の発電所で、砂防ダムを活用したのは初めて。総事 業費は6億5000万円。年間発電量は95万キロワット 時で、一般家庭260世帯分をまかなえる。



●セーレン、PPAで北陸電力の太陽光発電導入●

カーシート材のKBセーレン(大阪市)は北陸合繊 工場(福井県)に北陸電力の太陽光発電設備を導入 し、電力購入契約(PPA)を結んだ。



●愛知・田原沖に浮体式洋上風力発電●

国が計画する浮体式洋上風力発電の実証事業の海 域に愛知県の田原市・豊橋市沖が選ばれた。中部電 力系のシーテックや日立造船などの企業コンソーシア ムが実証事業を行う。



●西鉄自然電力、系統用蓄電施設 約400世帯分●

西日本鉄道と自然電力(福岡市)の合同会社、西 鉄自然電力(福岡市)は福岡県宇美町にある西鉄グ ループの旧バス車庫内に、送電線と蓄電池を直接つ ないで充放電する系統用蓄電施設を開所した。



●レンゴー、脱炭素投資700億、バイオマス燃料も●

レンゴーは脱炭素など環境関連投資として2030年 度までに700億円を充てる。350億円としていた従来 の投資目標を2倍に引き上げた。工場の燃料を石炭か らLNGに転換する設備を導入。バイオマス燃料のボ イラーを追加導入する。原料に使う古紙の利用率を 高めるほか、工場用水の使用削減なども進める。



●曲がる太陽電池、キヤノン素材開発 ENEOSも●

薄くて曲がるペロブスカイト型太陽電池につい て、キヤノンは耐用年数を2倍の20~30年に延ばせる 素材を開発。ENEOSは主原料となるヨウ素を2倍に 増産。再エネ活用策として有望視される新技術を素 材の面から後押しする。



●ライオン、歯ブラシ回収174万本、定規など再生●

ライオンが2015年以降に回収した使用済み歯ブラ シが累計で約174万本(約22トン)になる。民間企 業や自治体と連携し、回収した歯ブラシは植木鉢や 定規などに再生している。今後は自治体と連携し、 歯ブラシのリサイクル事業の認知度を高める。



●SDGs「達成可能」はわずか16%●

SDGsの達成が危うい。2024年の「持続可能な開発 報告書」は目標達成に向けての進捗がみられるのは わずか16%で、伸び悩みか、後退である。食料の安 定確保や森林破壊など土地利用に危機感を抱く。



●キユーピーと味の素、ボトル回収・再生で連携●

キユーピーと味の素は企業の枠を超え、家庭から 出るマヨネーズの使用済みプラスチック容器を回収し て製品の容器として再生利用する「水平リサイクル」 に共同で取り組む。消費者にはあらかじめ容器を洗 浄してもらい、はさみで半分に切断したうえで投入す るよう呼びかける。



●CO2吸収細菌の量産技術、出光と京大発新興●

出光興産は京都大学発スタートアップのSymbiobe (シンビオーブ、京都市)と協業に向けて基本合意し た。CO2を吸収する細菌の量産技術の確立と高機能 化を目指す。

 
 
 

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